NAIST受験

奈良の空は青かった…

昨日のことだけど、NAIST*1受けてきました。

昼過ぎ奈良に到着。大学までのバスが一時間に一本しかない。異様に暑い。大学までバスに揺られること三十分。着いた。キャンパスには人が少なかった。NAISTの試験は面接のみであるため、四日間に渡って実施される。私は二日目。
面接の10分前に数学と英語の問題を見せられる。数学は線形代数積分に関する普通程度の問題。それでも焦っているのでなかなか解けない。英語に目を通す間もなく面接会場へ移動。
まず英語の試問だが、目を通してすらいなかったので大して良くもないTOEICの点を使う羽目になった*2。数学の問題を面接官の前のホワイトボードで説明する。積分は解けたが、線形代数は基底変換をつかうように誘導されているにもかかわらず座標でごりごり計算して解いた。汚い。確率の問題のさわりだけを解いて終了。
専門の面接ではまずここで何をやりたいかのプレゼンテーションをする。まず「たとえば人工内耳のようなインターフェースは使いこなすのに子供の頃から訓練する必要があるが、もし機械の方から人間に合わせてくれるようなインターフェースがあれば、機械と人間の学習能力の相乗効果が得られて、より高度なことができるようになるのではないか」とか言った。その後強化学習がやりたいということ。その効率化のために階層化強化学習がやりたいということをなんとか言う。
人工内耳は強化学習向きではないんじゃないのかとかつっこまれる。「あくまで例ですので…」といってお茶を濁すorz
それから強化学習関連の用語を説明するように言われる。聞かれたのはBellman最適式、動的計画法マルコフ過程など、最後の方はかなり怪しかった。非定常確率過程と定常確率過程の違いを答えられなかった。マルコフ過程は必ず聞かれると思ってたのに準備が足りなかったなあ。それ以前に自分は確率過程が分かってないことが分かった。

数学とかはもはや脊髄反射くらいのレベルで解けるようになっていないとダメなのかもしれない。考えたら負けとも言える。なんにせよ、面接で自分の考えていることを説明するのは非常に難しい作業なんだなあと思った。

*1:奈良先端科学技術大学院大学。長いw

*2:英語の試問はTOEICの点をもって代えることができる