状態を多重化する

人間は一つの状況に対して複数の異なった見方を持つことがある。たとえば

ただの六面体でもよく見てると色々な底面がとれるに気づく。向きが変わって見えるなり。最初にこれがテーブルの上に置かれた六面体を上から見下ろしているように感じるのは、自分の頭に重力についてのモデルが出来上がっているからだろう。あるいは人間の思考全体が重力や慣性力なんかに支配されているのかもしれない。とすると、宇宙空間で生活する人間の空間認知能力はどうなってしまうのだろうか。奴め、ニュータイプだとでもいうのか!?
まあこの図とは関係ないけど、今研究していることは、本質的に同じ状態だがその表現方法が違うものが幾つかあるとき(抽象化されていたり、相対的な座標、絶対的な座標になっていたり)、それぞれの視点で学習を行い、その結果を統合するというものです。それぞれの状態表現の「良さ」を定量することができるか、そもそも学習の効率化がうまくいくのかがあやしい…