卒研プレゼミナール。

授業のメモとか多くなりそうな予感がしたのでカテゴリ作りました。
ここの研究室では強化学習をメインにやっている。機械学習ってなんでもそうなんだろうけど、確率論と統計が色々出てきてまた嗚咽。小針あき宏の確率・統計入門ISBN:4000051571。今日のゼミでは「研究とは何か」、とかかなり根本的なことを学生全員に聞いていたけど、やっぱり与えられた問題を解くのが学部までの勉強で解くべき問題を見つけるのが学部以上の研究なんだと思う。それって簡単なようでやたら難しい。
先週の話だけどドイツ演劇に若干の進展が見られたので報告しておこう。ワーグナーは彼の「楽劇」においてそのバックグラウンドにある物語や台詞、つまり「詩」が歌やメロディーを生み出す原動力になっている、と主張する。彼は詩を男、音楽は女であるというアナロジーを持ち出す。詩♂が音楽♀を受精させることによって楽劇が生まれるとかなんとか…従って詩がおまけに過ぎなかった従来のオペラは無性生殖みたいなものだとかなんとか…これだけ聞くとすごく差別主義的だなーと思う。実際そうだったらしいけど、この極端な人格はネタとして面白いかも。実際にお付き合いしたくはないが遠巻きに眺めていたいタイプ。来週から実際に楽劇を鑑賞するということです。