Xのネットワーク透過性を使ってマルチディスプレイを実現する。
要するに他のPCへX-Windowを転送して、さらにそこを転送元から操作しようということ。
まず、転送先PCのxhostで転送元のアドレスを登録しておく。
転送元PCにx2xをインストールする。これで転送元のキーボードで転送先のX-windowを操作できるようになる。
$ x2x -to 転送先のホスト名:0.0
これで転送元にx2xのウインドウが出る。転送元でこのウインドウをアクティブにすると転送先のX-windowを転送元から操作できるようになる。
次にEmacsから
M-x make-frame-on-display 転送先のホスト名:0.0
とすると転送先に転送元のEmacsの別フレームが行く。これで一つのEmacsのプロセスを二つの画面、一つのキーボードで使える。
二枚のディスプレイで同じEmacsのプロセスを動かしている図。右はWindows2000上のCygwinでX-windowを動かしている。